今回は南アルプス市のジンジャーシロップメーカーの株式会社SOIL様にて、現場体験を行ってきました。気持ちの良いお天気となった土曜日、小学生から高校生までたくさんの生徒さんと、和やかな雰囲気の中で開催されました。
もともと、都内でデザイナーとしてお仕事をなさっていた手塚さん。
山梨へ戻り、自分の好きなジンジャーエールを自分の手でつくるため、畑で生姜をつくり(1次)×自身で会社を立ち上げ加工(2次)×販売(3次)を行うという6次産業で、やまなしの農業を盛り上げています。
まずは、起業までの過程や、運営、作業工程などのお話を聞きました。土を耕すことから始めるって、目に見えない苦労も多くとても大変なイメージもありますが、一方でのびやかに過ごすことができ、成長を目の当たりにする喜びが味わえると、教えてくださいました。
「自分の心の中を伝えるって、すごく大事だけど、相手にはなかなか伝わらないから、イメージしていること、考えていることを絵にかいて表現すると伝わりやすくなるんですよ。」と、実際のお仕事内容を吸収するだでなく、日常の「手塚さん」からも学びのヒントを見つけることができるのも、現場体験でたくさんの社会人に出会えるメリットです。
良い商品を均一に製造、販売するためにはたくさんの施設も必要で、普段なかなか見ることのできない、貯蔵施設や商品製造の機材も見学しました。
濃度等を測ることで、どれだけの成分が入っているか比較したり、抽出方法を学んだり。味として目に見えない存在を、数字化して実証することも、製造過程にはとても重要なこと。こんなところにも、理系要素は入っているんですね。
化学は苦手…なんて話しながらも、数字で見えるといろいろなことが分かってくるんだね。と楽しそうに実験に参加し、「来てみてよかった」という声を聞けて、私たちも楽しく過ごせる時間でした。
やまなしの「ものづくり産業」は皆さんの身近に存在しています。
もっともっと、たくさんの「やまなし」を見つけて、好きなものに出会ってみましょう。