山梨県立大学飯田キャンパスの学園祭「富桜祭」にてジュースづくり(清涼飲料水)の体験会を開きました。
とっても暑かった今年の夏。
皆さんも、ジュースをたくさん飲んで過ごしたことと思います。
あのおいしい飲み物の中にはどんなヒミツが入っているのかな??
実際に作ってみました。
まずは、お水に合成着色料で色を付けます。合成着色料はすべて石油から作られていて、日本では食品使用が認められていますが、国によって自主規制が勧告されているところもあるのだそう。。。
みんな、とっても真剣に、一生懸命作ってくれています。
きれいな色の秘密はこれだったんですね。
「黄色=レモン味」「ピンク=イチゴ味」と考えてしまいがちですが、実際に味はまだついていません。味覚というものは、色彩に影響されるということもわかりました。
このあと、クエン酸・ビタミンCなどを入れて酸味のさわやかさと、お砂糖を入れて甘みをだします!!
好きなだけ入れて大丈夫だよ!と、お砂糖を山盛りでスプーン何杯も入れたのに、実際のジュースには、その倍以上入っていることにみんなびっくり!!
仕上げに、香料と炭酸水を入れて出来上がり。
イチゴやレモンの味覚になるものは何も入っていなくても、香料や色彩で味を想像して出来上がっているものが、普段口にしているジュースやお菓子なんです。
「おいしい!」いつものジュースになりました。
食べ物の色は、味・香りとともに食べ物の大切な要素であり、嗜好性を高める重要な役割を果たしていることを学ぶことができました。着色料は食品に好ましい色調を与えるために添加されます。
合成着色料の他にも、クチナシやパプリカ、エビなどを原料とした天然色素もあるので、探してみてくださいね。
毎日いろいろな形で口にしている、食品。とても身近なところにもサイエンスの力は使われています。身の回りで自分で興味を持ったところから、学びへのきっかけづくりができるワークショップをこれからも企画していきたいと思います。
次回をお楽しみに!!